昨日1日ケータイでアラートメール以外に受け取った唯一のメールを紹介します。
「 この前はありがとう!!久々メッチャ楽しかった~ みんながいる前だったからちょっと恥らっちゃったけど、2人っきりだったら私も同じ気持ちだったょ(はぁと 恥ずかしいけど・・・ 次は2人っきりで会えませんか?? 返事楽しみに待ってます(はぁと 」
「え?誰?誰?これ?」ってどんなに心当たりがないシチュエーションでも、とりあえずその可能性を記憶に見出そうとするのが男なんだなあ、と、スパム道の奥深さを知ったhiroshiです。
前回に引き続きChefについてです。
今回は、DECOLOGで実際に使っているrecipeや運用を紹介しながらの実践編です。
※この記事の元になるChefのAPIのバージョンはv0.9.12です。
その前に、いろいろ準備します。クイックスタートあたりを読んでクイックに準備しましょう。
この辺は環境依存も多いと思うし、僕やってないから華麗に通り過ぎて次行きます。
あと、このくらいの英語は翻訳サイトとか使わずに読めるようになっておいたほうが幸せになれると思います。逃げちゃだめだ!
さて、クイックに準備できたら始めます。
前回の記事でもちょっと触れましたが、chefはソフトウェア単位で扱うイメージです。
なので、今回はphpを題材にしてみます。
phpをchefで扱うまでの手順をおおざっぱに書くと
- cookbookを作る
- 必要ファイルを調達する
- レシピを書いたりする
- chef-soloでテストする
- cookbookをchefサーバにアップする
- gitにコミットしとく
1.cookbookを作る
まず、cookbookを作ります。chefで管理するソフトの数だけcookbookを作っていくことになります。
無理やり料理に当てはめると、
この料理人(chef)は食材(ソフトウェア)ごとにレシピ(recipe)をまとめた料理帳(cookbook)を管理しているようです。
さあ、うまいこといったつもりになったところでさっそく実行です。
rake new_cookbook COOKBOOK=php※ただし「knife cookbook create」を使えと怒られます。が、knifeコマンドはあらかじめセットアップをしておかないと正しく動作しないので、今回はこれで。
とします。すると{chef-repo}/cookbook/php配下にじゃららーと以下のようなディレクトリとファイルが作られます。
attributes definitions files libraries providers recipes resources templates metadata.rb README.rdocいらないものもたくさんあるので、いらないことに気づいたタイミングで消したらいいと思います。
ここはこれで終わりです。
2.必要ファイルを調達する
本当にphpだけだったら、php-5.3.x.tar.bz2とphp.iniだけあればいいかと思います。
php-5.3.x.tar.bz2は
{chef-repo}/cookbook/php/files/default直下に置いておきます。
php.iniはphp.ini.erbという名前にして
{chef-repo}/cookbook/php/templates/default直下に置いておきます。
いったん終わりです。
3.レシピを書いたりする
ここに書いていきます。
{chef-repo}/cookbook/php/recipes/default.rb
さっきから各所で「default」が目につきますが、細かいことはあとで気にすることにして、ここはおとなしくdefault.rbに書いていきます。
さて、どこから書いていくかですが、その前にchefがどういうものかおさらいします。
chefは
「手でやってたセットアップ手順をrubyで記述すると、定期的にその手順の結果の状態になっているかチェックして、そうなってなければその状態にしようとする」
ツールです。
なので、手でやってた手順をそのまま記述していくことになります。
chef導入以前、DECOLOGではphpをシェルスクリプトでインストールしてたのですが、その内容は大まかにいうと
- apacheをソースからインストール
- phpをソースからインストール
- pearのライブラリいろいろいれる
- peclのライブラリいろいろいれる
なので、apacheのインストールからやることになりますが、apacheも1つのソフトウェアなのでcookbookから作っていくことになります。というわけで、今回はすでにapacheのcookbookはできあがっている前提で進めます。
まずはapacheありきのphpなのでapacheのセットアップを行います。
include_recipe "apache"こんな感じでapacheのレシピを発動させます。
次に、phpのconfigオプションで使うことになるrpmパッケージをインストールしておきます。
package "curl-devel" package "libjpeg-devel" package "libpng-devel" ~後略~
ここででてくるpackageというのはchef側で用意してくれている便利コマンドみたいなもので、「Resource」と呼ばれています。
<Resource>※前回のエントリ参照
Recipe内で行う操作を抽象化して宣言文ぽくしたもの。パッケージ管理、デーモン管理、ファイル管理、コマンド実行などが用意されている。
Resourceはいろんなのがあるのでhttp://wiki.opscode.com/display/chef/Resourcesに目を通しておくとよいと思います。
DECOLOGの場合はOSがCentOS環境なので、特に何も指定してなければyum installしてくれることになります。
・・・ああっ、もうガッツが足りなくなってきました。まだまだ途中ですが、最後まで書こうとするとこの倍くらいになってしまうので続きはまた次回にさせてください><
よろしくお願い申し上げます。